キャッシュレス決済の売上は、現金が手元に入るまで少し時間がかかります。支払いサイクル期間ごとに決済サービス会社から、指定口座に振り込まれる仕組みだからです。
- 「キャッシュレス決済を導入しても資金繰りは安定させたい!」
- 「なるべく売上の早期現金化やコスト削減したい!」
- 「複数の決済サービスの比較している暇がない。」
「キャッシュレス決済を導入したいけれど、資金繰りや導入後の現金化に不安を感じていませんか?」 初めてキャッシュレス決済を導入する際、売上が手元に入るまでの時間が想像以上に長いと、仕入れや経費の支払いが滞る可能性があります。特に、資金に余裕が少ないスタートアップ時期では、数日の遅れでも大きな負担になるかもしれません。
さらに、入金サイクルや振込手数料がサービスごとに異なるため、正確に把握しておかないと、利益を圧迫するリスクもあります。
しかも、どの決済サービスが自分のビジネスに最適なのか、時間をかけて比較検討するのは簡単ではありません。
重要な情報を見落としてしまい、「こんなはずじゃなかった」「想像と違った」と後悔するケースも珍しくありません。
事前の確認が重要です。
サービス内容をしっかり把握していないと、導入後に予期せぬトラブルが発生し、余計なコストと手間がかかるリスクがあります。
筆者は、キャッシュレス決済業界で12年間経験を積み、店舗のキャッシュレス対応に関する課題を解決してきました。
専門的な知識と信頼性の高いアドバイスを通じて、最適な決済システムの選定をサポートし、『安心』と『安定』を提供しています。
キャッシュレス決済の売上の入金・精算に関する重要なポイントを、総合的にわかりやすく解説します。
- 各キャッシュレス決済会社の入金関連情報の比較
- 最短入金日数や入金サイクルの種類
- 振込手数料の各サービス比較
- 各キャッシュレス決済会社別の入金関連情報の解説
この記事を読めば、これからキャッシュレス決済を導入しようとしている事業者に向けて、どのキャッシュレス決済会社があなたのお店に向いているかどうか判断できます。導入後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
入金サイクルとは…?
入金サイクルとは、キャッシュレス決済の売上金が、加盟店(店舗や事業者)の銀行口座に振り込まれるまでの期間やスケジュールのことです。契約内容や会社により入金サイクルはことなります。
まずは、現金とキャッシュレス決済の入金サイクルの違いを見ていきましょう。
現金の入金サイクルは?
即時です。
「あなたのお店」が顧客に商品やサービスを提供し、顧客はその場で現金で決済します。現金の場合、入金サイクルは「当日」であり、その場で即時入金される仕組みです。
では、キャッシュレス決済の場合はどのようになるのでしょうか?
キャッシュレスの入金サイクルは?
後日入金されます。詳しく解説します。
1. 商品・サービスの提供
「あなたのお店」が顧客に商品やサービスを提供します。顧客はその対価を「キャッシュレス」で決済します。
2. 支払いの実行
顧客は、商品やサービスの代金を後日キャッシュレス決済代行会社に支払います。決済情報はキャッシュレス決済代行会社に送られ、処理・集計されます。
3. 後日入金
キャッシュレス決済代行会社は、決済内容を確認した後、手数料を差し引いた金額を「あなたお店」に振り込みます。
入金のタイミングは、契約内容やキャッシュレス決済代行会社によって異なります。「翌日入金」「週次入金」「月次入金」などのスケジュールが設定されることが一般的です。
キャッシュレス決済を導入する際には、「入金サイクル」の違いや振込手数料の有無は重要なポイントになります。
次に、主要なキャッシュレス決済代行会社の特徴や比較ポイントについて詳しく見ていきましょう。
キャッシュレス決済代行会社別の入金情報比較
キャッシュレス決済サービスを導入する際に、各社の入金回数や手数料、タイミングは重要なポイントです。主要なサービスを比較し、特徴をまとめました。
キャッシュレス決済サービスの入金サイクル比較
各キャッシュレス決済サービスの入金サイクルの概要を解説します。
1. Airペイ
- 入金回数:指定銀行では月6回、その他の金融機関では月3回。
- 入金手数料:無料。
- 特徴:指定銀行(三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行)を利用すると、効率的な入金サイクルを提供。
2. Square
- 入金回数:指定銀行では1営業日後、その他の金融機関では週1回(水曜締め・金曜支払)。
- 入金手数料:無料。
- 特徴:迅速な入金が可能で、特に指定銀行(三井住友銀行、みずほ銀行)ではスピーディーな対応。
3. 楽天ペイ
- 入金回数:指定銀行では翌日入金から月2回まで対応。他の金融機関の場合はスケジュールに応じて異なる。
- 入金手数料:指定銀行は無料、指定外では330円/回。
- 特徴:楽天銀行利用者にとって非常に便利。
4. Stera pack
- 入金回数:通常入金(月2回15日後払い)と早期入金オプション(月6回/月2回)を選択可能。
- 入金手数料:指定銀行外は220円/回。
- 特徴:柔軟な入金スケジュールが選べる。
5. PayCAS
- 入金回数:指定銀行では月2回、翌日または1営業日後。
- 入金手数料:無料。
- 特徴:スピード感のある入金が魅力。
6. スマレジ PAYGATE
- 入金回数:月2回。
- 入金手数料:無料。
- 特徴:QRコード決済の入金タイミングが同時処理。
7. STORES 決済
- 入金回数:手動入金は2営業日以内、自動入金は月1回(月末〜20日払い)。
- 入金手数料:手動入金で10万円未満の場合は200円/回。それ以外は無料。
- 特徴:自動入金の設定が可能で、柔軟性のあるサービス。
最短期間での入金サイクル比較
次に、最短期間での入金サイクルと条件の比較です。入金サイクルの短い順にランキング形式でまとめました。
1位:Square / 楽天ペイ / PayCAS
- 最短入金期間:1日
- 特徴:指定銀行ならスピーディーな振込対応が可能で、資金回収を早く行いたい店舗に最適です。特にSquareと楽天ペイは、標準で対応しています。PayCASは早期入金オプション(有料)で利用可能です。
2位:STORES決済
- 最短入金期間:1~2日
- 特徴:手動入金で短期間の振込が可能。都度操作が必要です。指定銀行に縛りはありません。10万円未満の入金は200円(税込)がかかります。
3位:Stera pack
- 最短入金期間:2~7日
- 特徴:指定銀行なら安定した入金サイクルを提供。月6回の振込が可能で、中期的な資金繰りにも対応。
4位:Airペイ
- 最短入金期間:6~10日
- 特徴:指定銀行なら効率的な振込スケジュールを実現。月6回の入金サイクルで、安定した資金運用が可能です。
5位:スマレジ PAYGATE
- 最短入金期間:13~31日(※QRコード決済は28~62日)
- 特徴:振込までの期間がやや長めです。QRコード決済の入金は余裕をもった資金繰りが必要になります。
キャッシュレス決済サービスを賢く選ぶことが、経営の成否を分けるポイントです。
最短1日で売上を振り込むSquareや楽天ペイを使えば、キャッシュフローの改善も即実現。さらに、Squareなら振込手数料無料だからムダな経費をカットできます。
振込手数料の有無の比較
キャッシュレス決済サービスを選ぶ際、入金手数料はコスト管理において重要なポイントです。各サービスの手数料について比較をまとめました。
振込手数料が完全無料のサービス
指定銀行や売上合計に関わらず振込手数料が無料です。余計なコストをカットし、売上をしっかり手元に残せます。
- Square
- PayCAS
- Airペイ
- スマレジ PAYGATE
コストパフォーマンスを重視する店舗運営に最適です。振込手数料を気にせずにキャッシュフローを安定させたい方は、検討してみてはいかがでしょうか?
振込手数料が一部完全無料のサービス
楽天ペイ
楽天銀行は無料ですが、その他の金融機関では振込手数料が**330円/回(税込)**発生。
Stera pack
三井住友銀行は無料、それ以外の金融機関では**220円/回(税込)**の手数料がかかります。
STORES決済
手動入金で10万円未満の場合は200円/回(税込)、それ以上は無料。自動入金の場合は金額に関係なく無料です。
例)
- 手動入金で9万円:200円
- 自動入金で9万円:無料
- 手動入金で11万円:無料
PayCAS(早期入金利用時)
入金額の0.38%+220円(税込)が発生します。通常入金は無料のため、特にスピードが必要な場合に活用がおすすめです。
例:10万円入金の場合 → 600円(オプション利用手数料)
(100,000円×0.38円)=380円+220円→600円
コスト削減を最優先するなら完全無料のサービスを、柔軟なオプションが必要なら部分的に手数料が発生するサービスを選択して、店舗運営をさらに効率化しましょう!
指定銀行別の比較
各キャッシュレス決済サービスでは、指定金融機関を利用することで入金回数の増加や手数料の優遇を受けられる場合があります。主要な金融機関ごとの優遇内容をまとめました。
三井住友銀行
- Airペイ:入金回数が増える(入金サイクル短縮)
- Square:入金回数が増える(入金サイクル短縮)
- Stera pack:振込手数料が無料
2. みずほ銀行
- Airペイ:入金回数が増える(入金サイクル短縮)
- Square:入金回数が増える(入金サイクル短縮)
3. 三菱UFJ銀行
- Airペイ:入金回数が増える(入金サイクル短縮)
4. 楽天銀行
- 楽天ペイ:入金回数が増える(入金サイクル短縮)、振込手数料無料
5. PayPay銀行
- PayCAS:早期入金を利用する際、振込手数料の割引あり
金融機関を活用してコスト削減&効率化!
指定金融機関を活用すれば、振込手数料を削減し、入金サイクルを短縮することが可能です。たとえば、楽天銀行や三井住友銀行を指定すれば、振込コストのカットや入金回数の増加といったメリットを享受できます。
キャッシュレス決済会社別の特徴
AirPAY(エアペイ)
Airペイの入金手数料と入金サイクル・入金額の計算方法について解説します。
入金手数料
振込手数料はAirペイが負担します。加盟店は別途振込手数料を支払う必要はありません。
登録口座にかかわらず、どの口座でも振込手数料も無料です。ゆうちょ銀行は振込口座に指定できません。日本国内のほとんどの登録口座に対応しています。
三井住友銀行
みずほ銀行
その他の主要銀行
地方銀行
信用金庫
信用組合
ゆうちょ銀行
JAバンク(農業協同組合)
入金サイクル(スケジュール)
指定銀行の場合:月6回
入金頻度:月6回
- 前月末日~4日:10日入金
- 5日~9日:15日入金
- 10日~14日:20日入金
- 15日~19日:25日入金
- 20日~24日:月末日入金
- 25日~月末前日:翌月5日入金
指定銀行((三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行など※ゆうちょ銀行は不可)を利用すると、細かく締め日が設定されており、スピーディーな入金が可能です。
その他の銀行の場合:月3回
入金頻度:月3回
- 前月末日~9日:15日入金
- 10日~19日:25日入金
- 20日~月末前日:翌月5日入金
その他の金融機関を利用する場合、締め日と入金日が広く設定されており、入金頻度が指定銀行より少ない点に注意が必要です。
QRコード決済の入金サイクル:月1回
クレジットカード・電子マネーは登録銀行により異なります。QRコードは登録した金融機関にかかわらず、入金サイクルは、月末締め、翌月末1回払いとなっています。
休日明けなど、金融機関側の振込処理が多い場合、処理に時間がかかります。15時までの入金を目安にしてください。
指定銀行の場合、振込が月6回行われるため、資金繰りに余裕があります。その他の金融機関の場合は、振込が月3回と少なくなります。振込カレンダーは、管理画面にログインしなくても確認できるページがありますので、必要に応じてチェックしてください。
入金額の計算方法
Airペイでは、売上金額から手数料を差し引いた金額が指定口座に入金されます。売上が発生した時点の総額から、手数料率を掛け合わせた金額が差し引かれます。
例えば、売上金額が1,000円で手数料率が3.24%の場合、手数料は32.4円で残額967.6円となります。Airペイの決済手数料は、小数点以下を切り捨てで計算されますので、手数料は32円で968円が入金額になります。
Square(スクエア)
Square(スクエア)の入金手数料と入金サイクル・入金額の計算方法について解説します。
入金手数料
振込手数料はSquare(スクエア)が負担します。加盟店は別途振込手数料を支払う必要はありません。登録口座に関係なく、どの口座でも振込手数料も無料です。
入金サイクル(スケジュール)
みずほ銀行・三井住友銀行の場合は、翌営業日に入金されるため最も現金に近い入金サイクルです。仕入れなどで短期間の資金繰りが必要な事業者にとっては、特に重要なポイントです。
その他の銀行でも、週1回サイクルです。水曜日締めで金曜日に振り込まれます。
Square(スクエア)は、QRコードも同じタイミンで入金されます。Airペイの場合は、QRコードのみ月1回となり、入金に時間がかかります。
売上の入金条件は、Square(スクエア)が最も優れており、限られた資本を効率よく運用するためにおすすめです。
入金額の計算方法
Squareでは、売上金額から手数料を差し引いた金額が指定口座に入金されます。具体的には、売上が発生した時点での総額から、Squareが定める手数料率を掛け合わせた金額が差し引かれます。例えば、売上金額が1,000円で手数料率が3.25%の場合、手数料は32.5円です。Squareの入金手数料は四捨五入されるため、この場合33円となり、入金額は967円となります。
楽天ペイ
楽天ペイの入金手数料と入金サイクル・入金額の計算方法について解説します。
入金手数料
楽天銀行の場合、振込手数料は楽天ペイが負担します。加盟店は別途振込手数料を支払う必要はありません。
楽天銀行以外の場合、330円(税込み)がかかります。
入金サイクル(スケジュール)
楽天銀行の場合、3種類から選択可能です。
- 翌日自動入金…当日23:59までの売上を翌日(土日祝含む)に自動振込
- 月1回自動入金…当月末締め翌月末自動振込
- 月2回自動入金…当月15日締め当月末自動振込/当月末締め翌月15日自動振込
楽天銀行以外の場合、3種類から選択可能です。
- 入金依頼…入金依頼の押下当日23:59までの売上を3日後(土日祝含む)に振込
- 3日後自動入金…当日23:59までの売上を3日後(土日祝含む)に自動振込
- 月1回自動入金…当月末締め翌月末自動振込
- 月2回自動入金…当月15日締め当月末自動振込/当月末締め翌月15日自動振込
- 土日・祝日も、入金される。(一部金融機関を除く)
- ご利用状況確認中は、入金を保留させることがある。
- 振込日当日の入金タイミングは振込先金融機関によって異なる。
- 入金の確認は、通帳を記入していただくなどで確認
- 振込明細の振込状況欄への反映は、振込翌日の7:00以降に反映。
入金額の計算方法
楽天ペイを利用する際の入金額の計算方法について解説します。
楽天ペイでは、売上金額から手数料を差し引いた金額が指定口座に入金されます。売上が発生した時点の総額から、手数料率を掛け合わせた金額が差し引かれます。
例えば、売上金額が1,000円で手数料率が3.24%の場合、手数料は32.4円で残額967.6円となります。楽天ペイの決済手数料は、「売上金額の合計×手数料率」ではなく、ブランドごとの売上金額×手数料率を足し合わせ、四捨五入したものです。そのため1円未満の端数を四捨五入した際に、調整額が発生する可能性があります。
ステラパック
入金手数料
三井住友銀行口座:0円/1回あたり
その他の銀行口座:220円(税込)/1回あたり
入金サイクル(スケジュール)
stera packの売上の入金は3、つのサイクルから選べます。
・月6回締め 2営業日後払い
・月2回締め 2営業日後払い※対象外業種あり
・月2回締め 15日後払い※対象外業種あり
月6回締め2営業日後払い、月2回締め2営業日後払いの対象外です。
エステティックサロン | 防犯・防火 | 書道・そろばん | ペット-その他 |
ネイルサロン | リフォーム | スポーツ | 自動車・バイク・その他 |
リラクゼーション | 住まい・その他 | 生け花・茶道 | 接骨院 |
カイロプラクティック・整体 | 塾・予備校 | 武道 | 美容・形成 |
美容・その他 | 保育施設 | マリンスポーツ | その他医療機関 |
占い・姓名判断 | 資格 | 料理 | あん摩・はり・灸・接骨・柔道整復 |
浴場・銭湯 | 専修学校 | 美容・メイク | 医療・健康・介護・その他 |
修理 | 音楽 | ヨガ | 不動産 |
代行・支援サービス | 各種学校 | 文化教育 | 趣味講座 |
くらし・その他 | 語学 | 教育・習い事・その他 | 交通・その他運輸 |
stera packの入金は、利用する決済手段に関わらず、一括で入金されます。Airペイなどでは、QRコード決済だけ入金が月1回となり、入金時期にズレがあります。一方、stera packでは入金がまとめて行われるため、資金繰りの面で安心です。
入金額の計算方法
売上金額から手数料を差し引いた金額が指定口座に入金されます。売上が発生した時点の総額から、手数料率を掛け合わせた金額が差し引かれます。
例えば、売上金額が1,000円で手数料率が3.24%の場合、手数料は32.4円で残額967.6円となります。stera packの決済手数料は、小数点以下を繰り捨てで計算されますので、手数料は32円で968円が入金額になります。
STORES決済
STORES(ストアーズ)の計算方法・入金手数料と入金サイクルについて解説します。
入金手数料
【自動入金】
売上合計金額に関わらず:無料
【手動入金】
売上合計が10万円以上の場合:無料
売上合計が10万円未満の場合:200円(うち消費税10% 18円)
自動入金または売上合計10万円以上の場合、入金時の振り込み手数料は無料です。
※手動入金かつ売上合計10万円未満の場合、振り込み手数料200円(うち消費税10% 18円)がかかります。
※金融機関によって振込手数料の条件が変わりません。
入金サイクル(スケジュール)
STORES(ストアーズ)の売上の入金は、手動入金(初期設定)と自動入金がある
手動入金
振込依頼から1から2営業日。土日祝は場合は明けの2営業日
自動入金
月末締め翌20日
入金額の計算方法
STORES(ストアーズ)を利用する際の入金額の計算方法について解説します。
STORES決済では、売上金額から手数料を差し引いた金額が指定口座に入金されます。具体的には、売上が発生した時点での総額から、STORES決済が定める手数料率を掛け合わせた金額が差し引かれます。例えば、売上金額が1,000円で手数料率が3.24%の場合、手数料は32.4円で残額967.6円となります。STORES決済の決済手数料は、小数点以下を繰り上げで計算されますので、手数料は33円で967円が入金額になります。
スマレジPAYGATE
スマレジPAYGATEの入金手数料と入金サイクル・入金額の計算方法について解説します。
入金手数料
月額0円プランで、入金金額が10万円未満の場合に限り、165円(税込み)がかかります。上記以外の場合、振込手数料はスマレジが負担します。加盟店は別途振込手数料を支払う必要はありません。
※指定銀行などはありません。どの銀行口座でも登録できます。
入金スケジュール
スマレジPAYGATEの入金サイクルは、利用する決済手段によって異なります。
- クレジットカード(ボーナス1回払い):年2回
- クレジットカード(ボーナス1回払い以外):月2回
- 電子マネー:月2回
- QRコード:月1回
クレジットカード(ボーナス1回払い):年2回
クレジットカードのボーナス1回払いは、年2回です。
夏季:12月16日~6月15日の取扱分は6月締めで、8月15日に入金されます。
冬季:6月16日~11月15日の取扱分は11月締めで、翌年1月15日に入金されます。
クレジットカード(ボーナス1回払い以外):月2回
クレジットカードの1回払い・2回払い・リボ払い・分割払い(ボーナス併用分割払いも含む)は、月2回です。
月末締めの場合、翌月15日に入金されます。
15日締めの場合、当月末に入金されます。
電子マネー:月2回
電子マネーの売上は、月2回の入金です。
月末締めの場合、翌月15日に入金されます。
15日締めの場合、当月末に入金されます。
QRコード:月1回
QRコード決済の売上は、月1回の入金です。
毎月末締めで、翌月末に入金されます。
売上集計表・売上票・売上データは、売上締切日までの対象です。カード会社への到着分をもって締め切られます。
飲食業や一部のサービス業では、ショッピング1回払いのみが利用可能です。
海外発行カードは、1回払いのみの取り扱いです。
支払日が金融機関の休業日にあたる場合、末日は前営業日、それ以外は翌営業日が支払日となります。
労働金庫連合会や漁業共同組合連合会は、振込先として指定できません。
入金金額は、決済手段ごとの金額で判断されます。
入金額の計算方法
売上金額から手数料を差し引いた金額が指定口座に入金されます。売上が発生した時点の総額から、手数料率を掛け合わせた金額が差し引かれます。消費税は各種決済手数料の合計全体に対して課税、小数点以下は切り捨てとなります。
PayCAS(ペイキャス)
PayCAS(ペイキャス)の入金手数料と入金サイクル・入金額の計算方法について解説します。
入金手数料
PayCASの振込手数料は、PayPayが負担します。お店側で振込手数料を支払う必要はありません。どの銀行口座を登録しても、手数料は無料です。
入金サイクル(スケジュール)
PayCASの入金サイクルは、月2回の入金です。
15日締めの場合(1日~15日)、当月末に入金されます(休業日の場合は翌営業日支払い)。月末締めの場合(16日~末日)、翌月15日に入金されます(休業日の場合は前営業日支払い)。
ボーナス払いは年2回のサイクルです。
VISA/Master
夏:12月1日~6月30日 ⇒ 7月末振込
冬:7月1日~11月30日 ⇒ 12月末振込
JCB
夏:12月2日~7月1日 ⇒ 8月末振込(月2回締めの場合は8月15日)
冬:7月2日~12月1日 ⇒ 1月末振込(月2回締めの場合は1月15日)
PayCASの入金は、利用する決済手段に関わらず、一括で入金されます。Airペイなどでは、QRコード決済だけ入金が月1回となり、入金時期にズレがあります。一方、PayCASでは入金がまとめて行われるため、資金繰りの面で安心です。
月2回の入金サイクルに合わせて資金計画を立て、安定した資金管理を行うことが重要です。
入金額の計算方法
PayCASの決済手数料における小数点以下の計算方法について解説します。決済ブランドごとに決済手数料を足し上げた後に、端数を『切り捨て』ます。
まとめ
キャッシュレス決済は、現金決済と異なり入金までに時間がかかるため、入金サイクルや振込手数料の仕組みを理解することが、店舗運営の安定につながります。
- 入金サイクルの基本的な仕組みと重要性
- 最短1日入金が可能なサービスの選び方
- 各キャッシュレス決済サービスの入金日数や手数料の違い
- 金融機関による優遇措置や指定銀行のメリット
キャッシュレス決済の導入は、経営をより効率的にし、顧客満足度を向上させるチャンスです。この記事を参考にして、最適なサービスを選び、キャッシュフローの安定とコスト削減を実現しましょう。