「お客さんに『カード使えますか?』と聞かれることが増えた」「でも手数料や端末代がよくわからない」——そんな飲食店オーナーさん向けに、飲食店に合うキャッシュレス決済を5つに絞って比較しました。
手数料は1%違うだけで、月商100万円のお店なら年間12万円の差になります。この記事を読めば、自分のお店に合う1台が5分で選べます。
結論:迷ったらこの3つから選べばOK

手数料を一番安くしたい
stera pack light
カード1.98%〜・月額0円
売上をすぐ現金化したい
Square
三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日入金
初期費用をかけたくない
Airペイ
カードリーダー0円・月額0円
飲食店がキャッシュレス決済を選ぶ5つのポイント

① 決済手数料(いちばん大事)
手数料は売上に対して毎回かかるコストです。飲食店は利益率が低いため、0.1%の差でも積み重なると大きくなります。
② 端末の形(席で会計するか、レジで会計するか)
レジで会計するお店ならレシート印刷つきの据え置き型、テーブル会計や配達があるお店なら持ち運べる小型端末が便利です。
③ POSレジ・セルフオーダーとの連携
レジやオーダーシステムと連携すると、金額の打ち間違いがなくなり、ピーク時の会計が速くなります。すでに使っているレジがあるなら、連携できるかを先に確認しましょう。
④ 入金サイクル(仕入れの資金繰り)
食材の仕入れは毎日・毎週発生します。入金が月1〜2回だと手元資金が不足しがちなので、入金回数と振込手数料も比較しましょう。
⑤ 対応ブランド(観光客・インバウンド対応)
観光地や駅前のお店なら、交通系IC・QRコード決済・海外ブランドへの対応も重要です。
飲食店向けキャッシュレス決済5選 比較表

2026年11月時点の公式情報をもとに、5サービスを比較しました。
| サービス | カード手数料 | QR・電子マネー | 端末代 | 月額 | 入金 |
|---|---|---|---|---|---|
| stera pack light | 1.98%〜 | 対応 | 39,600円 | 0円 | 月2回 or 月6回締め (他行は振込220円) |
| STORES 決済 (スタンダード) | Visa/Master 1.98% JCB等 2.38% | 3.24% | 無料貸出 | 3,300円 | 最短翌々日(手動) 10万円未満は200円 |
| Square | 2.5% | 3.25% | 4,980円〜 | 0円 | 最短翌営業日 振込手数料0円 |
| Airペイ | 3.24% (条件付きで2.48%) | 3.24% | 0円 (iPad等は別途) | 0円 | 最大月6回 振込手数料0円 |
| PayPay | 2.20%〜 (PayCAS Mobile) | PayPay 1.60〜1.98% | 0円 | QRのみ0円〜 | 月末締め無料 (早期は有料) |
※Square・STORES 決済の手数料は年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の場合。stera pack lightは小規模事業者向けの料率。PayPayの手数料は税別。
月商100万円の場合の毎月のコスト(試算)
売上がすべてVisa・Mastercardのカード払いだった場合の、手数料+月額の合計です。
| サービス | 手数料 | 月額 | 合計/月 |
|---|---|---|---|
| stera pack light | 19,800円 | 0円 | 19,800円 |
| STORES 決済 | 19,800円 | 3,300円 | 23,100円 |
| Square | 25,000円 | 0円 | 25,000円 |
| Airペイ | 32,400円 | 0円 | 32,400円 |
※端末代・振込手数料は含みません。Airペイは条件を満たすと2.48%(24,800円)になります。PayPayはQR決済が中心のため除外しています。
各サービスの特徴と向いているお店

stera pack light:手数料と月額をとにかく抑えたいお店に
三井住友カードが2026年9月に始めたプランです。カード手数料1.98%〜で、月額は1年目も2年目以降も0円。端末は39,600円の買い切りですが、月商が大きいほど手数料の安さで回収できます。
▶ 関連記事:stera pack light徹底解説
STORES 決済:レジやネットショップもまとめたいお店に
スタンダードプラン(月額3,300円)なら、Visa・Mastercardが1.98%、端末も無料貸出。STORESのレジやネットショップと売上をまとめて管理できます。
▶ 関連記事:STORES決済の中小企業向けプラン解説
同じカード手数料1.98%〜で、月額0円のまま使いたいならstera pack lightも比べてみましょう。
Square:入金が早く、すぐ始めたいお店に
三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日に入金、振込手数料も0円。無料のPOSレジアプリもあり、リーダー(4,980円)だけで始められます。
▶ 関連記事:Square リーダーとは?
Airペイ:初期費用0円で始めたいお店に
カードリーダーが0円、月額も0円。Airレジ(POS)やオーダーシステムと連携でき、居酒屋・焼肉店などの飲食店向け0円セットも用意されています。
▶ 関連記事:Airペイの中小企業向けプラン解説
PayPay:QR決済を安く追加したいお店に
PayPayのQR決済は1.60〜1.98%(税別)と低めです。ほかのカード端末と併用して、PayPay払いだけ安く受ける使い方がおすすめです。
▶ 関連記事:PayCAS Mobileの手数料・料金を徹底解説
PayPayはQRコード決済だけの受付です。カードや電子マネーもまとめて1台で受けたいなら、QR決済にも対応したstera pack lightがおすすめです。
店舗タイプ別のおすすめ

| お店のタイプ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 個人経営のカフェ・定食屋 | stera pack light | 月額0円で手数料も最安クラス。長く使うほどお得 |
| 居酒屋・焼肉店 | Airペイ/stera pack light | オーダー連携ならAirペイ、手数料重視ならstera |
| テイクアウト・ネット販売あり | STORES 決済 | 店頭とネットの売上を一元管理できる |
| キッチンカー・イベント出店 | Square | 小型リーダーとスマホで決済でき、入金も早い |
| すでにカード端末がある | PayPay(追加) | QR決済だけ低い手数料で受けられる |
よくある質問

Q. 複数のサービスを同時に使ってもいいですか?
A. 問題ありません。「カードはstera pack light、PayPayはPayPayの加盟店契約で」のように、決済ごとに安いサービスを組み合わせるお店も多いです。
Q. 申し込みから使えるまで、どのくらいかかりますか?
A. 審査と端末の到着で、早いサービスで数日、カードブランドによっては数週間かかることがあります。開店日やイベントに合わせるなら、早めに申し込みましょう。
Q. 決済手数料は経費になりますか?
A. 「支払手数料」として経費にできます。詳しくは税理士さんや税務署に確認してください。
Q. 年間の決済額が3,000万円を超えたらどうなりますか?
A. Square・STORES 決済などは、年間3,000万円以上になると別の料率になります。売上が大きいお店は、申し込み前に個別の料率を確認しましょう。
まとめ:お店の「いちばん困っていること」で選ぼう

飲食店のキャッシュレス決済は、何を一番重視するかで選ぶのが近道です。
- 手数料と月額を抑えたい → stera pack light
- レジ・ネット販売もまとめたい → STORES 決済
- 入金を早くしたい → Square
- 初期費用0円で始めたい → Airペイ
- QR決済を安く追加したい → PayPay
どのサービスも申し込みは無料です。まずは気になるサービスの公式ページで、最新の料金とキャンペーンを確認してみてください。
※本記事の料金は2026年11月2日時点の各社公式情報をもとにしています。最新情報は各公式サイトでご確認ください。